人形の吉徳(よしとく)のお話
人形の森佐は石川県の吉徳正規代理店です。
吉徳は江戸で最古の人形の店で知られ創業300年の歴史を持つ老舗です。また、「人形は顔がいのち」のテレビコマーシャルで女優を起用した新進気鋭の一面をもった人形問屋でもあります。
江戸時代に徳川六代将軍家宣公お立ち寄り、「吉野家」の屋号を賜り、昭和の戦後には宮中よりご注文を承り、以後も数々のご注文品を納入。平成23年に創業300年を迎え、資料図鑑「日本の人形
-吉徳これくしょん名品集」を刊行。人形の森佐では吉徳にしかない頭(お顔部分の表情)と着物の仕立ての良さに惹かれ特に重点的に取扱いをいたしております。
この図版は、天保年間の「江戸名所図会( ずえ)」巻之一より「十軒店(じっけんだな)雛市」の図。
画家長谷川雪旦が、有名な日本橋十軒店の雛市の賑わいを描いたものです。上部には芭蕉の「内裏雛人形天皇の御宇(ぎょう)かとよ」の句が記されています。軒先に張りめぐらした幕に、吉徳(山田家)の家紋・三蓋松(さんがいまつ)が見かくれしていることから、この図が江戸後期から明治にかけて、ここに常店( じょうみせ)を構えていた吉徳の店先であることがわかります。
なお、「雛人形手遊(てあそび)問屋 吉野屋徳兵衛」の朱印は、吉徳に数代伝わるもの。江戸時代には玩具のことを手遊びと呼んでいました。
(吉徳資料室)
その他の有名メーカー「平安豊久」、「東玉」、「フジキ」、木目込み人形の「真多呂」、「一秀」のお人形を主にお取り扱いいたしております。
吉徳のこだわり 頭(かしら)
お雛様をお選びになる時、お客様のいちばん興味をもたれるのはお顔です。
お雛様のお顔は頭(かしら)と呼ばれ、昔から頭師と呼ばれる職人が頭専門に伝統の技を駆使して丹念につくられます。
その頭が身頃を作り上げた胴にセットされてお人形の完成となります。
人気の頭、吉徳だけの頭と常に研究をかさねております。掲載の他にもございます。どうぞ、店舗にてお選びください。
澄まし顔上 | 澄まし顔 | 澄まし顔 | 澄まし顔小三五 | 少し丸顔可愛いお顔 |
吉徳のこだわり 衣裳
雛人形のお着物の着せ付け方には、幾とうりかの方法があります。
その中での高級な技法として「本仕立の衣裳着付け」といった小さなお着物を一度仕立て、
そのお着物を着せ付けて形を整える非常に手間と技術を要する方法です。
吉徳では「江都シリーズ」でリーズナブルな価格にて採用しております。また、女流作家「樋泉
円」シリーズでも採用いたしております。
姫の着せ付け | 姫の着せ付け | 腕曲げ | 殿の着せ付け | 殿の着せ付け |
吉徳のこだわり かさね色目
日本の人々は色彩のなかにも季節感を大事にし楽しむ伝統があります。
そのひとつの表れが平安時代に生れた「色目」と呼ばれるものです。
衣の表と裏の取り合わせした「合わせ色目」、襟や袖口、裾などの重なりの配色を「かさね色目」といいま
す。
吉徳では「かさね色目」を現代感覚で追求し、その美しさをお雛様に取り入れました。
吉徳のこだわり 金欄(きんらん)の生地
「キンランドンスの帯しめながら~♪♪」と唄われるように最高級の衣裳素材は経糸、ヨコ糸に金糸・銀糸を
織り込んだ織物の生地です。特に有名なのは京都西陣ですね。雛人形では毎年、新作生地が提案されます、
また、伝統的な縁起の良い吉祥柄も色のトーン等に工夫をこらし発表されます。
吉徳では新作柄、古典柄、吉祥柄、帯地を、その時代に合わせステキな織り生地でのお人形を提案しております。
金ラン | 吉祥柄 | 金ラン | 〆きり | 金らん |
吉徳のこだわり 省スペースな商品。
お雛様のセットで最も華やかな7段飾り15人揃いが、まず思い出されます。
吉徳では7段飾りはもちろんのこと、大型の三段飾りも提案いたしておりますが、東京・浅草橋に本店が立
地することから、東京近郊のお客様も多く、そのニーズを商品に活かしております。
代表的な事柄としてマンションにお住まいの方に合わせた省スペース、省かたずけスペースのモデルサイズを提案しております。
サイドボードに置けるように奥行き40cmの台を多用しています。
吉徳のこだわり プライス。
お雛様はバーゲン品ではありません。
頭を作る人、胴を作る人、台・屏風を作る人、ボンボリを作る人、小物を作る人、と多くの業種の合作で
お客様におとどけできます。産地直売はない商品です。
吉徳の商品価格は広く 消費者の方に告知されるよう努めております。お買い求めいただいた後に、
「他店では大幅割引で販売していた。」等のない当初より実売希望価格で提示しております。